迷彩ネットとスコープを持つ現地ガイド/グア・ムサンの探鳥路

 第2回:2024-3-19〜24
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 第1回:2010-10-5〜9
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主要更新
◆'15-12-23:ジュロン・バードパークを削除。
◆'12-8-20:シロチドリをメダイチドリに訂正。
◆'11-10-11:ノドジロオオギビタキを削除し、最新の写真に交換。
◆'11-10-10:クロカケス→ミドリカラスモドキに変更
◆'11-5-11:コアオアシシギ→アオアシシギに変更。
◆'11-1-17:ギンムクドリ改名。
◆'10-10-13:本欄新設
第2回:2024-3-19〜24
概要
 アルパインツアーの「マレー半島ヤイロチョウ類バードフォトツアー」に参加した。男性3人/女性2人のゲストとツアーガイドT氏の計6人に加え、現地ガイド、マイクロバス・ドライバーの計8人のクルーである。

 ヤイロチョウのターゲットは@マラヤシマヤイロチョウ、Aムラサキヤイロチョウ、Bミナミヤイロチョウ、Cマングローブヤイロチョウ、Dズグロヤイロチョウの5種であり、@BDは比較的容易に1〜2時間の辛抱で見られたが、Cは初日に空振りで、最終日にやっと見られた。最難関はAで、足かけ三日、計10時間以上粘ったが定位置では出遇わず終い。林床の奥に垣間見たガイドの招きで駆けつけたが、去った後。ただ成功率80%は大満足。

 昼間の最高気温38℃と高湿度で消耗した。自分の汗の蒸気でメガネが曇る。体力回復のため毎日1時から2時過ぎまで一行はホテルの自室で休憩した。一方、食事はすべて中華レストランで摂った。8人でシェアするから種類も豊富でどれも美味だった。加重を心配したほどである。

<10時間の辛抱も実らず>
 ヤイロチョウ類はその美麗さと出遇うのが難しい野鳥として酷く人気がある(筆者はヤイロチョウ遇いたさに、東北旅行中の八戸から琵琶湖西まで一気に1150kmマイカーを駆ったことがある)。常に薄暗い林床をはいずり回ってミミズや小昆虫を喰う。人目につく明るい枝先などに留まることはまずない。現在のヤイロチョウ類は世界で50種を超えるそうだが、各々の種が見られる処は局所的である。現に当ツアーでは@のマラヤシマヤイロチョウを除き、全て1ヶ所では1種のみを狙っている。

 撮影総数は約11,600枚であった。定位置で待つことが多いので、海外探鳥での平均的な撮影数としては少なめである。

旅程

期日
探鳥場所
探鳥記
初見
宿泊地

3-25 クアラルンプル→成田 約7時間のフライト後、午前8時ごろ到着
3-24 pm:グア・ムサン→クアラルンプル
am:グア・ムサン
・マングローブヤイロチョウ撮影
・ムラサキに三度目の挑戦、敗退
1 機中
3-23 グア・ムサン 丸々1日迷彩幕の後ろで粘ったがムラサキヤイロチョウに出遇わず。 1 グア・ムサン
3-22 pm:タイピン→グア・ムサン
am:タイピン
・ムラサキヤイロチョウ出遇わず、マラヤシマヤイロチョウ撮影 9 グア・ムサン
3-21 タイピン
・ズグロヤイロチョウ撮影 6 タイピン
3-20 pm:クアラルンプル→タイピン
am:クアラルンプル近郊
・マングローブヤイロチョウ出遇わず
・ミナミヤイロチョウ撮影
12 タイピン
3-19 成田→クアラルンプル ホテルへの車中から観鳥 クアラルンプル
初見数合計 29


第1回:2010-10-5〜9
  ・10-5〜7 -- クアラグアおよびフレイザーズヒル/マレーシア
  ・10-8 ---- ジュロン野鳥園および植物園/シンガポール
  ・10-9 ---- スンガイブロー/シンガポール


 赤道直下の気候はさすがに暑いが、気温そのものは今年の日本の酷暑より低い。ただやたらと湿気が高いのでうっとうしい。現地の人達はほとんど汗をかいていないのに、私のポロシャツを絞れば汗のしずくが垂れ、毎日ペットボトル最低2本は飲み干した。

 野鳥の質と量は聞きしにまさるすばらしさだった。フレイザーズヒルでは、現地で探鳥をしているかつての会社の同僚K. K氏のガイドで、ポイント、ポイントを案内して貰い、一緒に撮影した。また、スンガイブローでは一緒に行った友人N. H氏の知人A. K氏の案内で、マングローブの森をさまよった。そのおかげで、実質4日間で55種の初見を加えて全部で78種の野鳥を撮影した。

 日本に帰国したが、しばらく探鳥する気がおきない。数千枚を超える撮影画像の整理とウェブ頁アップロードに、マウスを握る右手が半ば腱鞘炎にかかりそうになりながら丸々1週間かかった。
  この探鳥旅行を計画し、 全行程を共に歩いていただいたN. H氏には深く感謝したいと思う。



■ペリカン目<写真をクリックすると詳細ページへ移動 / Click to detailed contents!>

■アカガシラサギ Chinese Pond Heron 2024-3


■ゴイサギ Black-crowned Night Heron 2024-3


■アオサギ Grey Heron 2011-10 クアラセランゴール <巣造り中>


■チュウサギ Intermediate Egret 2024-3


■アマサギ Eastern Cattle Egret 2024-3  <後はチュウサギとコサギ>


■コサギ Little Egret 2010-10


■スマトラサギ Great-billed Heron 2010-10


■ムラサキサギ Purple Heron 2024-3


■モモイロペリカン Great White Pelican 2010-10

■カワウ Great Cormorant 2010-10


■コウノトリ目

■シロトキコウ Milky Stork 2024-3

■スキハシコウ Asian Openbill 2024-3


■カモ目

■アカツクシガモ Ruddy Shelduck 2010-10


■アカハシハジロ Red-crested Pochard 2010-10


■タカ目

■モモグロヒメハヤブサ Black-thighed Falconet 2024-3


■シロガシラトビ Brahminy Kite 2024-3


■カワリクマタカ Changeable Hawk Eagle 2024-3


■カンムリオオタカ Crested Goshawk 2024-3


■ヨーロッパチュウヒ Western Marsh Harrier 2010-10


■ハチクマ Oriental Honey Buzzard 2010-10


■キジ目>

■野生化した?ニワトリ Wild Domestic Chicken 2010-10


■ツル目

■シロハラクイナ White-breasted Waterhen 2010-10


■チドリ目

■オオメダイチドリ Greater Sand Plover 2010-10


■イソシギ  Common Sandpiper 2010-10


■ムナグロ Pacific Golden-Plover 2010-10


■メダイチドリ Lesser Sand Plover 2010-10


■サルハマシギ Curlew Sandpiper 2010-10


■アカアシシギ Common Redshank 2010-10


■アオアシシギ Common Redshank 2010-10


■チュウシャクシギ Whimbrel 2010-10


■ハト目

■シラコバト Eurasian Collared Dove 2010-10


■パプアソデグロバト Pied Imperial Pigeon 2010-10


■チビアオバト Little Green Pigeon 2024-3 <朝焼け>


■コアオバト Pink-necked Green Pigeon 2024-3


■カノコバト Spotted Dove 2024-3

■チョウショウバト Zebra Dove 2024-3


■オウム目

■オナガダルマインコ  Long-tailed Parakeet 2024-3


■サトウチョウ  Blue-crowned Hanging Parrot 2024-3


■カッコウ目

■クリイロバンケンモドキ Raffles's Malkoha 2024-3


■スミレテリカッコウ Violet Cuckoo 2024-3


■ヒメカッコウ Violet Cuckoo 2024-3


■オニカッコウ  Asian Koel 2010-10


■フクロウ目

■マレーモリフクロウ Spotted Wood Owl 2024-3


■キヌバネドリ目

■コシアカキヌバネドリ Scarlet-rumped Trogon 2010-10 (原写真は画質が劣悪なので2011-10-2セピロクの写真で代替)


■ズアカキヌバネドリ Red-headed Trogon 2010-10


■アマツバメ目

■カンムリアマツバメ Grey-rumped Treeswift 2024-3

■マレーアナツバメ Germain's Swiftlet 2024-3


■ブッポウソウ目

■アオヒゲショウビン Rufous-collared Kingfisher 2024-3


■アオショウビン White-throated Kingfisher 2024-3


■コウハシショウビン Stork-billed Kingfisher 2024-3


■ナンヨウショウビン Collared Kingfisher 2011-10


■ルリオハチクイ Blue-tailed Bee-eater 2010-10


■サイチョウ Rhinoceros Hornbill 2024-3  この個体は♀(虹彩が白)、雄のそれは濃い赤


■キタカササギサイチョウ Oriental Pied Hornbill 2024-3


■キツツキ目

■シマベニアオゲラ Banded Woodpecker 2024-3


■ズアカミユビゲラ Common Flameback 2010-10


■アカフサゴシキドリ Fire-tuffed Barbet 2010-10

■シロボシオオゴシキドリ Lineated Barbet 2024-3

■ノドアカゴシキドリ Red-throated Barbet 2024-3

■アオミミゴシキドリ Black-eared Barbet 2024-3  <面積で1/64に削減>


■スズメ目

■ミナミヤイロチョウ Blue-winged Pitta 2024-3


■ズグロヤイロチョウ Hooded Pitta 2024-3


■マラヤシマヤイロチョウ Marayan Banded Pitta 2024-3


■マングローブヤイロチョウ Mangrove Pitta 2024-3


■ヒイロサンショウクイ Scarlet Minivet 2010-10


■ベニサンショウクイ Grey-chinned Minivet 2010-10


■ヒタキサンショウクイ Bar-winged Flycatcher-shrike 2010-10


■コアサクラサンショウクイ Lesser Cuckooshrike 2024-3


■ジャワオニサンショウクイ Javan Cuckooshrike 2010-10


■コウライウグイス Black-naped Oriole 2024-3


■カザリオウチュウ Greater Racket-tailed Drongo 2010-10


■ヒメカザリオウチュウ Lesser Racket-tailed Drongo 2010-10


■ヒメオウチュウ Bronzed Drongo 2010-10


■カワリサンコウチョウ Asian Paradise Flycatcher 2010-10


■アカモズ Brown Shrike 2010-10


■アオバネコノハドリ Blue-winged Leafbird 2010-10


■アカハラコノハドリ Orange-bellied Leafbird 2010-10


■ズグロゴジュウカラ Blue Nuthatch 2010-10


■リュウキュウツバメ Pacific Swallow 2024-3


■ハイガシラアゴカンムリヒヨドリ Yellow-bellied Bulbul 2024-3


■ハイガシラカンムリヒヨドリ Grey-cheeked Bulbul 2024-3


■メグロヒヨドリ Yellow-vented Bulbul 2024-3


■アカメヒヨドリ Olive-winged Bulbul 2024-3


■アカメチャイロヒヨ Red-eyed Bulbul 2024-3


■エボシヒヨドリ Black-crested Bulbul 2010-10


■ノドジロオウギビタキ White-thoroated Fantail  (2011-9-28 キナバル公園での写真で代替)


■チャガシラガビチョウ Chestnut-capped Laughingthrush 2010-10

■ハシナガチメドリ Rusty-cheeked Scimitar Babbler 2010-10


■オナガウタチメドリ Long-tailed Sibia 2010-10


■クリノドモズチメドリ Black-eared Shrike Babbler 2010-10


■サビイロムジチメドリ Ferruginous Babbler 2024-3


■タンビムジチメドリ Short-tailed Babbler 2024-3


■ハシブトムジチメドリ Abbott's Babbler 2011-9


■ゴシキソウシチョウ Silver-eared Mesia 2010-10


■オオキミミクモカリドリ Spectacled Spiderhunter 2024-3


■タテジマクモカリドリ Streaked Spiderhunter 2010-10


■ムナグロタイヨウチョウ  Black-throated Sunbird 2010-10


■ムラサキタイヨウチョウ Purple Sunbird 2010-10


■ノドアカタイヨウチョウ ♀ Copper-throated Sunbird 2010-10


■セアカハナドリ Scarlet-backed Flowerpecker 2024-3


■ハナドリ Fire-breasted Flowerpecker 2010-10


■ミドリテリコノハドリ Green Iora 2024-3


■ルリコノハドリ Asian Fairy-bluebird 2024-3


■ジャワハッカ Javan Myna 2024-3


■モリハッカ Jungle Myna 2010-10


■インドハッカ Common Myna 2010-10


■ミドリカラスモドキ Asian Glossy Starling 2024-3


■キムネビタキ Green-backed Flycatcher 2024-3


■アオハウチワドリ Yellow-bellied Prinia 2024-3


■ロクショウヒタキ Verditer Flycatcher 2010-10


■ウスヒメアオヒタキ Pale Blue Flycatcher 2010-10


■シキチョウ Oriental Magpie Robin 2024-3


■アカハラシキチョウ White-rumped Shama 2024-3


■キセキレイ Grey Wagtail 2010-10


■ヒメマミジロタヒバリ Paddyfiled Pipit 2024-3


■シマキンパラ Scaly-breasted Munia 2010-10


■スズメ Eurasian Tree Sparrow 2010-10


マレー半島の自然
 マレー半島は昆虫の宝庫とのことだが、野生での昆虫を目にする機会は期待するよりはるかに少ない。

第2回:2024-3-20〜24  ・クアラルンプル近郊 ・タイピンの公園 ・グア・ムサンの植物園
第1回:2010-10-5〜9  ・フレイザーズヒル ・スンガイブロー&植物園/シンガポール


<タイピンの植物園> タイピン 2024


<タイピンの都市公園> タイピン 2024  「ミズオオトカゲさえいた」


<グア・ムサンの植物園> グア・ムサン 2024 「ムラサキヤイロチョウを待ち受けて10時間余、撃沈!」


<フレイザーズヒル> 2010


<ダスキーモンキー> タイピン 2024

<モンキー> タイピン 2024 「都市公園を悠然と歩く。ニホンザルより警戒心が薄い?」


<リス> グア・ムサン 2024 「ヤイロチョウを待つ間頻繁に出てきて、邪魔した」


<シマリス> グア・ムサン 2024 「ヤイロチョウを待つ間出てきて、邪魔した」

<ジャイアント・モス> フレイザーズヒル 2010 「模様と大きさはヨナグニサンに酷似」


<チョウ> タイピン 2024 ミスジチョウの仲間。


<トンボ> グア・ムサン 2024


<カメムシ> フレイザーズヒル 2010


<カミキリ> フレイザーズヒル 2010




<おかしなバッタ> 明らかに保護色・擬態/フレイザーズヒル 2010


<カニ形のクモ> フレイザーズヒル 2010


<ハイビスカス> フレイザーズヒル 2010


<野生ラン> 野生のランで目についたのはこれ一種であった/フレイザーズヒル 2010


<路傍の小さな花> グア・ムサン 2024


<路傍の小さな花> グア・ムサン 2024


<小さなトカゲ> グア・ムサン 2024 「定かでないが30分以上はじっとしていたと思う」


<トカゲ> バードバーク/シンガポール 2010




<ミズオオトカゲ> スンガイブロー 2010 「コモドドラゴンのように凶暴ではない」




・都市公園にもいた。 タイピン 2024 「英名:Common water monitor、何で"monitor(監視人)"」


<キノボリガニ> スンガイブロー/シンガポール 2010


<アリゲーター> スンガイブロー/シンガポール この辺では泳げない。 2010


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