<パナリ岩礁> クロアジサシ、マミジロアジサシなどの集団営巣地
 宮古島探鳥の第一目標はオオクイナ、第二はミフウズラである。ミフウズラは他の島でも撮れるが、オオクイナを確実に撮れるのは宮古だけのようだ。そのオオクイナは初日の午後、ポイントに着いてまもなく撮ることができた。幸先がよい。

 三番目の目的、リュウキュウヨシゴイはここ宮古でなんとか遇うことはできた。過去、沖縄二回、石垣島、与那国島、奄美大島と、延べ五か所訪問した処全てで振られたので今度こそはと期待した。しかし近くには来ず記録画像に終わった。でも初見鳥であったのでよしとしよう。

 最終日の前日、M.S氏がチャーターした漁船に相乗りさせて貰い、パナリ岩礁に出かけた。営巣している大部分がクロアジサシで、少しマミジロアジサシがいた。ベニアジサシ、エリグロアジサシはどうも別の岩礁で営巣しているようだ。

鳥相
 今までの経験から、渡りの途中で立ち寄るのを除けば、島の面積が小さければ小さいほど鳥の種類は少ないと感じる。ここ宮古でも、本州では極めて多いトビ、セキレイ、ツバメ、ムクドリを全く見なかった。

昆虫
 今までに訪れた南西諸島のうちで、最も蝶の種類と数とも多かった。撮影した種がほとんど本州では見られないものばかりだったので新鮮だった。 ただ、本気で探していないせいもあるが、甲虫はほとんど見なかった。


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■カイツブリ  Little Grebe   <宮古島での本種の営巣は珍しいとのこと>   


■アカガシラサギ  Chinese Pond Heron  池間湿原


■クロサギ  Pacific Reef Egret  池間湿原


■ムラサキサギ  Purple Heron  池間湿原


■チュウサギ  Intermediate Egret  池間湿原


■リュウキュウヨシゴイ  Cinnamon Bittern  池間湿原  <宮古訪問の第三目標>


■ヨシゴイ  Yellow Bittern  池間湿原


■ミサゴ  Osprey  伊良部島   <宮古島・伊良部島・池間島訪問で出遇った唯一の猛禽である>


■オオクイナ  Slaty-legged Crake  <宮古訪問の第一目標>


■シロハラクイナ  White-breasted Waterhen


■バン(幼鳥)  Moorhen (juvenile)


■ミフウズラ  Barred Buttonquail  <宮古訪問の第二目標>   


■ツバメチドリ  Oriental Pratincole  雛、幼鳥、若鳥、成鳥と各世代がいた。


■シロチドリ  Kentish Plover


■エリグロアジサシ  Black-naped Tern  東平安名崎  <日陰にして卵の温度上昇を防いでいる>


■マミジロアジサシ  Bridled Tern  東平安名崎


■クロアジサシ  Brown Noddy  東平安名崎  <真っ白な雛も大きくなるにしたがい、黒さが増す>


■ベニアジサシ  Roseate Tern  東平安名崎沖


■キンバト  Emerald Dove


■ヨナグニカラスバト[亜種] Japanese Wood Pigeon (sub) <リュウキュウキジバトではない確信なし>


■ズアカアオバト  Whistling Green Pigeon   


■リュウキュウキジバト[亜種]  Oriental Turtle Dove (sub)   


■リュウキュウアカショウビン[亜種]  Ruddy Kingfisher (subsp.)  <関心低かったが、良画像多数得た>


■リュウキュウサンコウチョウ[亜種]  Papanese Paradise Flycatcher (sub)


■オサハシブトガラス[亜種]  Large-billed Crow (sub)


■リュウキュウヒヨドリ[亜種]  Brown-eared Bulbul (sub)


■イソヒヨドリ  Blue Rock Thrush  <本州よりいっそう濃色で、見栄えが悪い。換羽中のせいか?>


■セッカ  Zitting Cisticola


■リュウキュウキビタキ[亜種]  Narccisus Flycatcher (sub)


■サメビタキ  Dark-sided Flycatcher  <Wikipediaには「夏鳥として本州中部以北で繁殖」とある>


自然風物   Nature


■紺碧の海  Emerald sea.


■サンゴの海岸  Coral beach.


■ベニシオマネキ/島尻マングローブ林   <ここの干潟には見る限り100匹以上いた>  


■スジグロカバマダラ  <宮古では本種が最も多く見られた>


■タテハモドキ


■ベニモンアゲハ   <1976年発行の原色日本蝶類図鑑では「迷鳥もしくは近年土着の可能性あり」とある>


■シロオビアゲハ


■ウスキシロチョウ♂


■ナミエシロチョウ


■チョウトンボ?  池間湿原


■トンボ  池間湿原


■オオジョロウグモ  大野山林 <日本最大、足を拡げると20cm。鳥まで捕獲。南西諸島以南に生息>

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