ツバメチドリ
Oriental Pratincole
(Large Indian Pratincole)
Glareola maldivarum

■分布:中国東部、東南アジア、インドで繁殖し、東南アジア、インド、オーストラリアで越冬。
 日本ではこれまでに栃木、茨城、静岡、愛知、鳥取、島根、福岡、宮崎、沖縄の各県で繁殖記録がある。多くは旅鳥として春秋に記録がある。
■生息地:干潟、埋立地、川原、草地。
■本州中部で見られる時期:
  ・・・CD67GHI・・

探鳥記
■2016-7-4 宮古島
 サトウキビを刈り取った後の畑に三々五々出ていた。雛、幼鳥、若鳥、成鳥まで各世代がいた。宮古島で繁殖しているとのことである。

■2015-3-30 与那国島
 午後のフライトで帰るので、午前中3,4時間の探鳥をした。今までのスポットを訪ね歩いていると、出逢ったカメラマンからいつものスポットにツバメチドリがいると教えてくれた。

 早速行ってみると、草原の真ん中に一羽佇んでいた。ずっと憧れていた雄のきれいな成鳥・夏羽である。換算1300mm弱のレンズなので車で接近するとしても観察圧を与えない十分長い撮影距離をとることができた。

 そのためかこの個体はまったくこちらを気にせず長い間周囲を眺めまわしていた。少し芸でもしてくれればと贅沢な望みをもったが満足のいく画像なので良しとしよう。

■2014-7-24 稲敷市
 一昨日撮ったデジスコの画質に満足できなくて、いっそのことV1で目いっぱい長焦点にできないかと今まで考えたことのない組み合わせを試してみた。
 500/4に1.7倍のテレコンを付け、フランジバック長調整のチューブFT1を介してNikon 1 V1を付ける。500x1.7X.7で35mm換算2295mmが得られる。これが思ったよりはるかに良画質であることが分かり、急遽再訪した。

 午前4時過ぎに家を出たので7時には現場に着いた。一羽だけいたので集中的に撮っていると、三羽が舞い降りた。しばらく撮っていたが、ISO400だったので気持ちだけ良画質を狙ってISO200にしてみた。

 家に帰って早速画像を比べてびっくり。ISO200の方がピントが甘く見え、解像度もはるかに低い。調べたらISO200ではF6.7( 500mmレンズ開放)、ISO400ではF8であった。
 この500mmレンズは開放時に最も解像度が高い。しかし1.7倍テレコンをつけると事情が異なるのであろう。事前にチェックしなかったのが悔やまれる。このため撮影写真後半の1/3はボツであった。

■2014-7-22 稲敷市
 ネットに挙げられていた茨城県のツバメチドリの情報から、ヤマ感で場所を推定し17日に訪れてみたが見つからなかった。

 ただ、シギチドリだと思われるのに、まるでツバメのように飛ぶ個体を二、三羽見たので、おぼろげながらツバメチドリではないかと根拠のない確信のようなものを感じた。

 それ故諦めきれず本日再び訪れてみた。すると二人のバーダーが双眼鏡を覗いているのが見つかった。
 何を見ているのか訊ねなかったが、遠方にシギチドリが見られたことから丁寧に探すとツバメチドリがすぐ見つかった。

 それも五羽。よく見ると雄雌の親の番と三羽の幼鳥であった。ここで繁殖したに違いない。図鑑の説明にも茨城県での繁殖記録があるとのことである。

 ここのポイントは野鳥まで80m程度あるが、フェンスがあるためこれ以上には近づけず、35mm換算3000mmのデジスコを使った。しかしカラーバランスなど不満足な出来だ。

主要更新
◆'14-7-22 :本欄新設
■2016-7-4 (宮古島) 晴れ (Nik200-500/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積削減:上から1/3,1/2x2,2/3,なし。











■2015-3-30 (与那国島) 晴れ (Nik540/1.7X/D7100(1275mm相当)) 面積2/3に削減。







■2014-7-24 (稲敷市) (Nik540/1.7X/FT1/V1(2295mm相当)) 面積削減:上から1/6,1/4。




 ・7-22  (デジスコTSN884/TE17W/RX100(3000mm相当)) 面積削減:上から1/3,1/2。




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