チュウジシギ
Swinhoe's Snipe
Gallinago megala

■分布:シベリア中部で繁殖し、インド、東南アジア、オーストラリア北部で越冬。日本では旅鳥として全国で記録がある。
■生息地:水田、湿地、ハス田、湖沼畔。
■本州中部で見られる時期:
  ・・・・・・・8H10・・

探鳥記
■2020-9-9 神奈川県
 一昨日から一日置いて今日も出かけた。台風が過ぎ去ったので、渡り鳥も一斉に渡去したかと恐れたが、結構出てくれた。
 バーダーも30〜40人は出ただろうか、誰かが何かを見つけると、多くのカメラマンがそこに集まるので、合流すると労せずに撮影ができる。
 地元のベテランが「チュウジシギだ」と宣託した個体は少なくとも二羽いたので、謹んで同定に使わせていただいた。現地には朝9時前から午後 4時まで滞在した。本日も暑く、500mlの水を3本空けた。

・個体#1:農道から約40m先に休んでいた。他のジシギ類と違って明らかに全体に濃色である。特に白い部分の暗さが「これはチュウジシギだ」と確信させる。

・個体#2:草が生い茂った畦の中から出てこなかったので明瞭な画像が撮れなかったが、#1の画像が目に焼き付いていたので恐らくチュウジシギだと思われる。この個体は私しか見ていないので、他者の識別力を借りることができなかった。

・個体#3:午後3時過ぎ、最後に最も良い条件の個体が撮れた。1時間以上同じ所に留まって、ミミズを掘り出したり休んだりしていた。

 これら半径約200m円内の異なるポイントで撮られた三個体のうち、二個体あるいは三個体全てが同一の個体である可能性が考えられるが、それを判断する材料は見当たらない。

主要更新
◆'20-9-10:本欄新設
■2020-9-9 (神奈川県) 晴れ、 真夏日 (M.Zuiko340/2X/E-M1V(1200mm相当)) 

 ・個体#3  面積1/3に削減。








 ・個体#2  面積1/4に削減。




 ・個体#1  面積1/8に削減。




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