ハクガン
Snow Goose
Anser caerulescens

■分布:北アメリカおよびグリーンランドの北極圏、北東シベリアのコリマ川下流域とウランゲリ島で繁殖、北アメリカ東海岸および西海岸で越冬。
 日本では数の少ない冬鳥として北海道、本州、九州で記録されている。
■生息地:湖沼、農耕地。
■見られる時期:
  @AB・・・・・・IJK

探鳥記
■2019-12-29 伊豆沼周辺
 最終日、執念深くアオガンを探していた正午すぎ、細いあぜ道をゆっくり車を流していると、行く手を一台の軽自動車が路を塞いでいる。近くに白鳥らしき一団がいる。
 良く見るとハクガンの群れだった。コハクチョウ2羽が混じっていたが、ハクガン29羽を数えることができた。昨日4羽を見たので、別の群れだとすると、全部で33羽に遇ったことになる。

■2019-12-28 伊豆沼周辺
 マガンの群れが着地するところを撮っていたら、白いガンが四羽混じっていた。ハクガンと直感した。今の伊豆沼周辺はアオガン、ハクガン、シジュウカラガ狙いがホットである。
 ただ、アオガンは10万羽のガン・カモ類の中の1羽なので、最近の目撃情報はないようだ。

■2016-4-6 バンクーバー
 最終日、海岸沿いの公園にいたとき、ハクガンの群れが近くに舞い降りた。1万を超える数と言われている。伊豆沼での1巻を超えるマガン・ヒシクイの飛びたちに遭遇した経験があるがそれ以上であった。

 また、多くの個体の首や顔が赤褐色にそまっているが、これはカナダヅルと同じように鉄分を含んだ土による染色であるという。

■2012-1-9 上越市大潟区
 1月8日深夜、何気なく大潟水と森の公園のブログを覗いたら、本日ハクガンが39羽飛来したとのメモがあった。待ちに待った到来である。すぐ友人K.K氏にメールし、翌9日朝出かけた。

 午後1時頃朝日池に着いたがバーダーも二、三人しかおらず、池の中にハクガンは見られないという。中で70才台と思われる老夫婦バーダーがインフォメーションセンターを尋ねることを奨めてくれた。

 訪ねたセンターの学芸員によると、ハクガンは早朝に周辺の畑に飛び立って採餌し、夕方帰って来るという。そこで、周辺を探したが見あたらない。

 車で探している最中にすれ違った先ほどの老夫婦バーダーがUターンしてきて、「私達の後に付いてきなさい。いる場所を教えてあげる。」という。喜んで付いていったら我々が探していない領域に数十羽のマガンに混じって2, 30羽のハクガンが採餌していた。

 ハクガンに遇えた喜び以上に老夫婦の親切さに感動した一日でもあった。私もこうありたいものである。

主要更新
◆'12-1-10:本欄新設
■2019-12-29 (伊豆沼周辺) (M.Zuiko340/2X/E-M1X(1200mm相当)) 面積削減なし。  <29羽の群れの一部>




 ・ (Lumix100-300/E-M1U(300mm相当)) 面積3/4に削減  <29羽の群れ>


 ・12-28 (伊豆沼周辺) (M.Zuiko340/2X/E-M1X(1200mm相当)) 面積1/3に削減  <4羽の群れ>






 ・ (Lumix100-300/E-M1U(200mm相当)) 面積1/2に削減  <マガンに交じって4羽のハクガンが降りてきた>



■2016-4-6 (バンクーバー) うす曇り  (Nik540FL/1.4X/D7200(1050mm相当)) 面積削減:上からなし,1/2,2/3。






    (Nik340PF/1.4X/D7200(630mm相当)) 面積削減:上から2/3x2,なし。







■2012-1-10 (上越市大潟区/新潟県) 本曇り (Sig50-500/K-5(750mm相当)) 上:面積2/3、1/2に削減。




 ・1-9  晴  (Sig50-500/K-5(750mm相当)) 面積2/3に削減。


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