ズグロカモメ
Saunders's Gull
Larus saundersi

■分布:中国東北部とモンゴルで繁殖し、中国南部、台湾、韓国、ベトナム北部で越冬。
 日本には冬鳥として飛来。九州や沖縄ではよく見られるが、他では少ない。
■生息地:干潟、河口。
■本州中部で見られる時期:
  @AB・・・・・・・11K

 夏場は、名前のとおりユリカモメのように頭が黒くなるのだが、冬は白い。

探鳥記
■2019-3-11 自宅
 撮影した画像を整理しつつ、当初はユリカモメとズグロカモメの分別ができなかった。いくつかの図鑑を見ながら徐々に正確に分別できるようになった。

 注意すべきは今まで識別に用いていた黒頭巾や嘴の形状は決め手とはならないことである。主な識別点は、
 @たたんだ尾(初列風切)の縞模:ズグロは数本の黒い縞があるが、ユリカモメは灰色一色、
 A飛んでいる主翼縁:ズグロは全面灰色、ユリカモメは白い縁が目立つ、などである。他にもいくつかあるが、省略。

■2019-3-3 東よか干潟/佐賀県
 8年半ぶりに訪問した。万に一つの可能性しかないヘラシギを目標としたが遭遇かなわず、アカツクシガモ/ツクシガモ/ズグロカモメ/クロツラヘラサギなどで楽しんだ。

■2010-11-19 大授搦/佐賀県
 「所変われば品変わる」で、ここ有明海最深部の大授搦(だいじゅがらみ)ではユリカモメは見られず、小型のカモメはほとんどこのズグロカモメのようだった。

■2010-11-16 姫浜/香川県
 三豊干拓では見るべき成果がなかった。姫浜に移っても、ほとんど鳥がいなかった。浜辺に一羽ユリカモメらしき鳥がいたので他にすることもなく仕方なく双眼鏡を覗いたら、どうもクチバシが黒い。
 「ズグロカモメはクチバシが黒い」と前から念仏のように唱えて覚えていたので、ピンと来た。それからは静かにゆっくり近寄って条件の良い写真を撮った。

主要更新
◆'19-3-11:ユリカモメをズグロと誤認していた画像を3枚削除。
◆'10-11-24:本欄新設
■2019-3-6 (東よか干潟/佐賀県) 小雨 (Nik556PF/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積1/3に削減。<初列風切の縞で識別>


 ・3-5 晴 (Nik556PF/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積3/4に削減。


 ・3-4 薄曇り (Nik556PF/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積削減:上から2/3x2,1/4。






 ・3-3 薄曇り (Nik556PF/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積1/2に削減。





■2010-11-19 (大授搦/佐賀県) (Pen DA☆300/1.7X/K-5(765mm相当)) 面積1/2に削減。





■2010-11-16 (香川県観音寺市・姫浜) (Pen DA☆300/1.7X/K-5(765mm相当)) 面積1/3に削減。






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