ニシオジロビタキ
Red-throated Flycatcher
Ficedula parva

亜種が別種に格上げ
 従来オジロビタキには2亜種があるとされてきたが、2012年の鳥類目録第7版では別種とされた。
◆オジロビタキF. albicilla) :ユーラシア大陸東部で繁殖。
 日本には少数が渡来。
◆ニシオジロビタキF. parva):ユーラシア大陸西部で繁殖。
 日本では、愛知県、大阪府、鹿児島県で記録がある。
■分布: ヨーロッパ西部からカムチャッカにかけてのユーラシア中部および北部で繁殖し、冬季はパキスタン、インド、東南アジア、中国南部に渡る。
 日本には数少ない冬鳥または旅鳥として飛来し、全国から記録がある。日本海側の島では比較的よく観察されるほか、関東以南の本州で越冬する例が多い。
■生息地:平地から低山の林、公園や庭園。
■本州中部で見られる時期:
  @ABCD・・・・IJK

探鳥記
■2018-11-30 インド
 遠くの個体を懸命に追いかけたが、後で喉が赤くないのを見て多少ガッカリした。

■2016-12-12 府中市
 甲州市で会ったバーダーに教えてもらったここに来てみた。約50人のカメラマンが取り囲んでいた。人慣れしているのか、しばしば10m以内に近寄ってくれた。

■2014-12-29 タイ
 この写真からではオジロビタキかニシオジロビタキか区別は困難だが、タイの図鑑にはニシオジロビタキしか載っていないのでこちらとする。(主要更新◆'16-12-14記述参照;本種をオジロビタキと修正)

■2013-1-26 愛知県
 友人からオジロビタキの情報をもらってK. K氏とネットを調べたら、詳細な撮影場所まで記されているブログを見つけた。まるで多くのカメラマンを誘っているような内容だった。

 現地には数人のカメラマンが集まっており、その前数m以内にたびたびニシオジロビタキが舞い降りた。十分撮影した後帰ろうとしたら、地元のバーダーらしきおじさんが「もう30分ここにいたらホバリングを見せてあげる」と勧める。

 半信半疑で元の撮影場所に戻ったら、そのおじさんは落ち葉の中をごそごそやって虫を集めた。それを枯れた松葉の先に刺して脇の枝につるしたら、すぐ側で待機していたニシオジロビタキがホバリングするまでもなく虫を取り去って食べた。これを数回繰り返した。驚くやらあきれるやらの撮影風景だった。

主要更新
◆'16-12-14:タイで'14-12-29に撮った個体はタイの図鑑にRed-throated Flycatcherしか載っていなかったのでニシオジロビタキとした。しかし本日よく見てみたら、オジロビタキとニシオジロビタキに分割する前のものであって、載っている図柄はあきらかにオジロビタキのものであった。したがって本日オジロビタキに修正した。
◆'16-12-12: 本日新たに加えたので、'13-1-28の更新記述を読み返してみたら間違いに気がついた。ニシオジロビタキの英名はRed-throated Flycatcherで、従来のオジロビタキはTaiga Flycatcherであった。
◆'13-1-28: 従来、オジロビタキとニシオジロビタキの2亜種であったものが別種と分類されたことを本日ネットで確認した。
 ニシオジロビタキがRed-breasted Flycatrcher名を踏襲したので、従来のオジロビタキはのどの橙色部分が小さいことからRed-throated Flycatcherと仮に命名した。
◆'13-1-27:本欄新設
■2018-11-30 (ケオラディオ国立公園/インド) (Nik340PF/D500(630mm相当)) 面積削減:上から1/16,1/4,1/12。






 ・11-29  (Nik340PF/D500(630mm相当)) 面積削減:上から1/6x2,1/8。







■2016-12-12 (府中市) (Tam150-600G2/D500(900mm相当)) 面積削減:上から1/4、2/3、1/4、2/3。









■2013-1-26 (愛知県) (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積削減:上から1/2、2/3、1/2、1/3、2/3x2。












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