レンカク
Pheasant-tailed Jacana
Lanius schach
■分布:インドから東南アジア、中国南部、台湾に分布。
 日本では数少ない旅鳥または冬鳥として本州、四国、九州、南西諸島で記録されている。南西諸島ではよく記録される。
■生息地:湖沼、ハス田、水田、湿地。
■見られる時期:
  123・・6789101112

探鳥記
■2017-2-5 スリランカ
 あれほど注力した日本のレンカクであるが、ここスリランカでは湖沼という湖沼のどこにでも見られた。一部では10羽以上が群れていた。「所変われば品変わる」である。最後には、撮影する気もなくなった。もったいない!!

■2016-8-26 川越市
 他所で探鳥した帰りに寄ってみた。5時過ぎまでいたが、ただの一度も姿を垣間見ることなく、昨日夜渡去したのではないかという噂が拡がった。

■2016-8-24 川越市伊佐沼
 3時半に着いた。レンカクは、5時35分と遅く出てきた。本日は2Xのテレコンの能力を調べるのが目的である。
 ただ、レンカクはいつもより遠くに出たので、的確な判断はできかねる条件だったのだが、ほかの被写体を撮った場合には、解像度の劣化が顕著だった。

■2016-8-23 川越市
 被写体まで80〜100mと遠いので、1インチセンサーのNikon 1 V3で拡大してみたくなった。前日、豪雨の台風が関東地方に上陸したので、それが過ぎ去った本日また出かけた。

 一昨日の経験で、夕方にならなければ出てこないと分かっていたので、午後3時に到着した。目論見通り5時10分に出てきた。

 D500とV3で比べてみたが、期待通りの結果は得られなかった。V3の方がD500より約2.6倍多いピクセルで描写できるので、精細感は少し感じられるが、コントラストが弱く、かつボケているような感じなので、折角のアドバンテージを相殺している。
 ただ、1.4倍のテレコンを用いないで500mmに直接V3を付けた場合はより高精細な画像が撮れており、精細感についてはD500と同等であった。使い道はあるかもしれない。

■2016-8-21 川越市伊佐沼
 知人から情報を頂いたので早速出かけてみた。日本ではまだレンカクは撮っていない。噂によるとカメラマンが集まりすぎて警官が出動したとのこと。ひと悶着が起きる前に行こうと4時起きで現地に5時に着いた。しかし、もう50〜60人のカメラマンがいた。

 レンカクは沼の中のアシの茂った中洲にいて、出てこない。岸から100mはあるし、顔を出しても草にさえぎられて全身が出ない。正午ごろカメラマンの数はピークになり、200人は超えたと思う。関東地方に珍鳥が来るといつもこうなる。

  午後後半に沼の北側にあるハス田部分に来るということで、出るまでここで待つことにした。そして待つこと3時間、5時ごろ近くのハス田の方に飛んできた。状況を見ていて理由が分かった。

 餌を求めて遠征していたシラサギが数十羽、次々と帰ってきて中洲に舞い降りる。レンカクはこのシラサギに追い立てられて居場所を失い、ハス田のほうに来ざるを得ないのである。サギが常連さんでレンカクは一見さんなんだなと、妙に納得して苦笑いした。

 真夏の直射日光の下、500mlミネラルウォーターを4本と缶ジュースを2本費やして12時間耐えた。

■2012-11-20 台南市
 駅舎どころか改札もない抜林駅はホームから3,4段の階段を下りるとそこはもう公道である。店もなく、人影もない。ただ道に車に乗ろうとしている老夫婦が居たので水雉生態教育園區への道を聞いたが、らちがあかない。街中を離れると英語は効かないことを改めて知る。筆談だけが頼りである。

 そこに中年の婦人がやってきて、手真似で道を教えてくれた。まずあそこの交差点を右に曲がることだけは理解できた。あとは道なりに行けばいつかは看板が出てくるだろうと歩き出した。外国では歩くことそのものが探鳥になる。

 角を曲がる前に中年男性がスクーターで近づいてきて、「どこへ行く」と聞く。「水雉生態教育園區」と書いたコピーを見せたら、スクーターに乗って行けと誘う。喜んで乗せて貰った。おおよその距離を算定すると3,4kmである。これなら帰路は探鳥しながら帰れる。

 水雉生態教育園區へ着いてハス池を探したら、遠くにレンカクが見つかった。証拠写真にしかならないとあきらめて撮り始めたが、いくつかある一番奥の池で待っているとかなり近づいてくれたのでほぼ満足のいく写真が撮れた。

主要更新
◆'12-11-28:本欄新設
■2017-2-5 (ヤーラ国立公園/スリランカ) (Tam150-600G2/D500(900mm相当)) 面積2/3に削減。




 ・2-4 (ティッサマハラーマ周辺/スリランカ) (Tam150-600G2/D500(900mm相当)) 面積削減:上からなし、2/3。





■2016-8-23 (川越市伊佐沼) 晴れ後うす曇り (Nik540FL/Nikon 1 V3(1350mm相当)) 面積1/8に削減。




 ・8-21  晴れ後うす曇り (Nik540FL/1.4X/D500(1050mm相当)) 面積削減:上から1/16,1/12,1/16。







■2012-11-20 (水雉生態教育園區/台南市) 薄曇 (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積削減:上から1/4x2,2/3x2。








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