オシドリ
Mandarin Duck
Aix galericulata

■分布:中国東北部、朝鮮半島、沿海州、サハリン、北海道、中部以北の本州で繁殖。冬季は本州以南で越冬。
■生息地:山間の湖沼や渓流。冬季は平地の湖沼、公園の池にも飛来。
■本州中部で見られる時期:
  @AB45678910JK

探鳥記
■2020-11-11 宮ケ瀬湖 快晴
 久しぶりだと感じたが、帰って本頁を見たら2年前に来ていた。8年前に来た時には水際まで車で来られたのに、今は公園を突っ切ってかなり歩いてこなくてはいけない。その印象が強くて2年前の事を忘れていたのだと思いたい。

 オシドリは少なくて、8羽程が遊んでいた。雄はまだエクリプスになっていない。2年前は9月にすでにエクリプスが見られたのに、何が違うのだろうか。

■2018-9-14 宮ケ瀬湖 曇り
 何年かぶりに訪れた。宮ケ瀬ダム直下の石小屋ダム湖であり、かつてオシドリを狙った処である。そのオシドリが何羽か湖面を泳いで採餌していたが、撮影した3羽はいづれも雄のエクリプス注)だった。

 目立つ繁殖羽だと捕食者の標的になりやすいから雌の群れに紛れるためといわれている。ただ、羽の模様は酷似できるが、赤い嘴は隠しようがない(雌は暗黒色)。

注)エクリプス:カモ類の雄が繁殖期経過後、一時的に雌のような地味な羽色になる状態 (Wikipedia)。

■2017-6-26 あきる野市
 友人から近くの谷戸でオシドリが子育てをしていると聴いた。早速出かけてみると、10羽のオシドリ一家がいた。
 中の一羽は雄の羽模様になりかけていた。しかし、多分成鳥の雄がエクリプスに移行している途中と考えるのが妥当だろう。

■2014-5-22 あきる野市
 ウズラを探して空振りの後、帰りに寄ってみた谷戸にオシドリの番がいてびっくり。
 結構近くの距離で撮れたのだが、皆首を伸ばしているのはこちらを警戒している証拠ではある。しばらくオシドリとの距離を保っていたが 、こちらが動かないのに突然飛び去った。ぎりぎりの距離だったのだろう。

■2013-8-12 佐渡
 佐渡の海岸には知らずに近づいて飛ばした二羽を除いてシギ・チドリは全くおらず、ガッカリ。仕方なくウミネコでも撮ろうと防波堤に近づいたらすぐ目の前にこれが現れた。
 見慣れないカモだと一瞬喜んだが、よくよく見るとオシドリの雌だった。たった一羽でいるので、何らかの理由で群れと離れたのだろう。

■2012-2-2 宮ケ瀬/神奈川県
 友人K.K氏の情報で探した。肉眼では探せないほど小さな点であったが、双眼鏡でやっと見つけた。岸辺の雑木に留っている14羽の群れだった。

 テレコンバーターの比較をしてみた(ただここに載せた画像は横800ピクセルまで縮小しているのでまともな比較はできない)。

 今回の被写体はかなり暗くて適切な評価はできないが、一番低い倍率のTC14Eの耐性が高く、解像感が高く感じる。Nikon V1を利用して2300mm相当のシステムを組んでいるのに、皮肉な結果である。V1システムは被写体が明るく、高速シャッターが切れる場合には有効であろうことが徐々にわかってきた。

■2010-11-17 小野湖/山口県
 探鳥地紹介本にも小野湖のオシドリが紹介されていた。およそ二、三百羽の野生のオシドリは壮観である。都市公園で餌付けされたオシドリを見ていると、人慣れする野鳥だなあと言う印象を受けるが、野生のオシドリはむしろ警戒心が強いと思う。
 小野湖のオシドリの群れは、人・車の通る西岸から300m以上は離れている東岸の日陰に群れていた。太陽が西に傾いて明るく照らすようになるといつのまにかどこかへ去ってしまった。オシドリは木の上に巣を作るので、木立の中に隠れてしまうのかもしれない。

■2010-5-3 
 オシドリは動物園などでよく見るせいか、ありふれた鳥のように誤解するが、野生ではそれほど多くはない。
 また、オシドリは仲の良い夫婦のたとえにされるが、タンチョウなどと違い、繁殖期ごとに相手を換えるのだそうである。この手の誤解はけっこう多いものである。

■2010-5-1 本巣市/岐阜県
 日本三大桜の岐阜県根尾にある薄墨桜を見ての帰り、田植え直前の水を張った山田に、カラフルなつがいの見慣れぬ水鳥がいる。あわてて車を止めて撮影した。
 あの色具合から見てオシドリ以外に考えられないと思った。拡大したカメラのモニターでオシドリと確認した。野生のオシドリはけっこう珍しいのでうれしい。
 都市公園のオシドリと違って警戒心が強い。首を伸ばしているのは警戒している証拠である。まもなく二羽揃って飛んでいってしまった。

主要更新
◆'10-5-3:本欄新設
■2023-1-31 (狭山湖) 快晴 (M.Zuiko150-500/OM-1(1000mm相当)) 面積1/3に削減。





■2022-11-15 (青梅市小曽木) 曇り (M.Zuiko150-500/OM-1(1000mm相当)) 面積削減:上から1/4x2,3/4。







■2020-11-11 (宮ケ瀬湖) 快晴(ここは日陰) (M.Zuiko340/2X/E-M1V(1200mm相当)) 面積削減:上から1/3,1/2。





■2020-3-25 (須坂市)  <Leica100-400/E-M1V(800mm相当)) 面積3/4に削減。



■2018-9-14 (宮ケ瀬湖) 曇り (Tam150-600G2/D500(900mm相当)) 面積1/4に削減。 ♂エクリプス:嘴はごまかせない!





■2018-5-6 (あきる野市) (Nik340PF/1.7X/D500(765mm相当)) 面積1/2に削減。 橋の上から撮影





■2017-6-26 (あきる野市) (Nik340PF/1.4X/D500(630mm相当)) 面積削減:上から1/3、2/3。





■2014-5-22 (あきる野市) (Nik80-400/D7100(600mm相当)) 面積2/3に削減。





■2013-8-12 (佐渡)晴れ Nik340/1.4X/D7100 (630mm相当) 面積削減無し。



■2012-2-2 (宮ケ瀬/神奈川県) Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当) 面積1/4に削減。



■2010-11-20 (小野湖/山口県) (デジスコ:TSN884/TE20H/LX-5(2250mm相当)) 面積2/3に削減。




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