ズグロミゾゴイ
Malaysian Night Heron
Gorsachius melanolophus

■分布:台湾、中国南部、東南アジア、インド、フィリピンに分布。
 日本では八重山諸島の石垣島、西表島、黒島に周年生息。
■生息地:よく茂った常用広葉樹の林。
■八重山諸島で見られる時期:
  @ABCDEFGHIJK

探鳥記
■2014-5-7 大安森林公園
 この公園は1995年に人工的に造成されたもので、多少高い木もあるがその木もまばらに生えている領域が大半である。ほとんどの領域が芝でしきつめられていて藪のような下草は全く生えていない。
 こんなところにズグロミゾゴイを発見してびっくりした。さすがにこの個体は20mに近づくと警戒する。身を隠すところが全くないので飛んで逃げるしかない。
 この個体は羽の生え方から見ると幼鳥から成鳥に移行しているように見える。

■2014-5-6 台北植物園
 この個体は2mに近づいても警戒さえしない、と言うよりこちらがじっとしていたら餌を探しながらゆっくりと近づいてきた。レンズの撮影可能範囲をこえるのでこちらが後ずさりしなければ撮影できないほどであった。
 四年前にここで出遇ったj個体の子孫であろうか、なんだか懐かしさがこみ上げてきた。

■2014-4-29 台湾大学熱帯植物園
 今回の旅行では数か所でこのズグロミゾゴイに出遇ったが、いづれも人をほとんど恐れず、場所によっては2mまで近づけるほどだった。
 ほとんど動かず、じっと獲物を待つ狩りの方法がそうさせたのではないだろうか。

■2012-11-28 台北植物園
 初回訪問から二年半後に再訪した。幼鳥一羽は見つかったが成鳥は見つからなかった。あの時の子孫だろうか?

■2010-5-23 台北植物園
 初訪問から4日後に再び訪れたときには成鳥はみつからず、この幼鳥が一羽いた。ゴイサギの幼鳥もこれと同じような模様であり、わざわざホシゴイと別名で呼ばれるほど成鳥と異なっている。

■2010-5-19 台北植物園
 市民が頻繁に訪れる台北植物園にはこのズグロミゾゴイが数羽住みついているという記述をネットで見たことがある。近縁の日本のミゾゴイは絶滅危惧種であるのに。

 このミゾゴイは、薄暗い樹木の下にいたが、数メートル横をかなり頻繁に人が通るのに微動だにしない。全身を入れるのに、わざわざ引いて撮らねばならぬほどであった。園内を野良猫が徘徊しているので、猫などには敏感に反応すると推定するが、人間を敵としていないことがわかる。

 このズグロミゾゴイは何回かカエルを地面に落としたが、少なくとも私が見つめていた数分程度の間にはカエルを飲み込まなかった。

主要更新
◆'10-5-26:本欄新設
■2014-5-7 (大安森林公園/台北) (Nik80-400/D7100(600mm相当)) 面積削減無し。


 ・5-6 (台北植物園/台北) (Nik80-400/D7100> 面積削減無し。




 ・4-29 (台湾大学熱帯植物園/台中) (Nik80-400/D7100> 面積削減:上からなし,2/3,なし,なし。








 幼鳥 ■2012-11-28 (台北植物園/台北) (Nik340/1.7X/D7000(765mm相当)) 面積2/3に削減。



 成鳥 ■2010-5-19 (台北植物園/台北) (Pen DA☆300/1.7X/K-7(765mm相当)) 面積削減無し。






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