ヒメアマツバメ
House Swift
Apus nipalensis

■分布:ヒマラヤ、東南アジア、中国南部、台湾で繁殖する。
 日本では関東以南の太平洋岸に分布する。
■生息場所:平地の市街地や農耕地、河原などの上空。
■本州中部で見られる時期:
  @ABCDEFGHIJK

探鳥記
■2021-4-27 鶴見川
 昨年S.T氏より鶴見川にヒメアマツバメが群れているとの情報をいただいた。ヒメアマツバメは9年前に相模川で撮ったきりずっと遇っていない。子育ての時期に来ようとは思っていたが、すでにいるとのS.T氏の再情報により、早めに来てみた。

 2時間ばかり待ち受けたところ、おおよそ15分間隔ほどで、数羽が一斉に飛び立って乱舞する。ほとんどの個体は巣材と思われる枯れ草、羽毛などを咥えていた。アマツバメ類は特に速く飛ぶし、ひらひらと方向を変えるので撮影は難しい。

 ファインダーを覗いて撮るのを止め、ドットサイトを使ってノーファインダーで追いかけたところ、期待以上の確率で焦点が合った画像が撮れた。
 撮影スペックは、シャッター優先、SS:1/2000、AF-C、ゾーンAF、ISOauto、絞り:開放である。

■2012-2-12 相模川
 3日前の前回よりは近くで群舞してくれたので少しはよい写真が撮れたが、近くなればファインダー内での移動速度も増すので撮影そのものは難しくなる。

 昨年舳倉島で飛び物専門に狙っていた人のように、ファインダーは一切覗かずにターゲットスコープを覗いて鳥を中心に据え、あとはカメラのAF性能にゆだねるという方式がよいのでしょう。スコープを買って試してみたい。

 その人は、C社の400mm/F2.8を使い、特注のステー、特注のリモートスイッチなど、望みうる最高の機材を使っていた。「レリーズするときには決してカメラに触れてはならない」と教えてくれた。機材そのものがミラーのアップダウン振動を吸収するようにしているのだそうだ。

■2012-2-9 相模川
 コウライアイサを探しているときに見つけた。この真冬の時期に群れをなして河原の上を飛び回っていること、腰が白いが腹は黒いこと、羽と尾先の形状から、本種と特定した。早く精細な写真を撮りたい。

主要更新
◆'18-6-25:ヒメアマツバメ(House Swift Apus nipalensis)とニシヒメアマツバメ(Little Swift Apus affinis)に分離した。
◆'12-2-9:本欄新設
■2021-4-27 (鶴見川) 快晴 (Nik556PF/D500(750mm相当)) 面積削減:上から1/8,1/6x2,1/8,1/6,3/4,1/2。















■2012-2-12 (相模川下流/厚木市) 快晴 (Nik70-300/D7000(450mm相当)) 面積1/16に削減。




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