サシバ
Grey-faced Buzzard
Butastur indicus

■分布:ロシア沿海地方、中国北東部、朝鮮半島で繁殖し、中国南部、東南アジアで越冬する。
 日本では本州、四国、九州に夏鳥として渡来する。南西諸島では越冬する。
 秋の渡りの時期に伊良湖岬、佐多岬などを多数が通過することが知られている。
■生息地:低山から山地の林、林縁、農耕地。
■本州中部で見られる時期:
  ・・・CDEFGHI・・

探鳥記
■2016-5-9 奄美大島
 驚いたことに、奄美ではトビはおろか猛禽類をみない...と思っていたら4日目に一羽だけ上空を旋回しているのを見つけた。尾の先が丸いのでトビではないと分かった。

 奄美はシーズンになればサシバの渡りが見られるそうなので、たんに留鳥の猛禽がいないということらしい。

■2015-10-15 飛島
 カラスは強い。このサシバも追いかけられてあちこちと身を翻して逃げていた。

■2015-3-28 与那国島
 ここはサシバの渡りでも有名なところらしい。時期が悪かったのかわずかの個体しかみなかった。
 なお、教えてもらったジュウイチのスポットに行ったが空振り。空を見上げると何回かタカの渡りらしき情景に遇った。

■2014-9-21 秦野市
 ジュウイチ狙いでいったが空振り。空を見上げると何回かタカの渡りらしき情景を見た。

(このタムロンは使っているうちに、どうも動きものへのAF追従が遅い、あるいは精度が落ちるように感じている。定量的な評価ができていないが、歩留まりからすると明らかにNik80-400に劣る[2014-10-9])。

■2012-10-14 沖縄
 水を張った水田に多くのシギ・チドリがいたが、それらを撮り終わって次の場所に移動しようとしたら、バサバサと目の前の松の枝にとまったタカ類がいた。ファインダーの中で大きく捉えられたのでおそらくサシバだろうと想像がついた。

■2012-9-20 白樺峠
 ワシタカの渡りで有名な標高1700m余の長野県白樺峠に行った。19日は午前中小雨で、午後1時には雨がやんで霧になったが、時すでに遅しでハチクマらしき個体がたった一羽遠方を通り過ぎていっただけだった。

 翌日20日、朝7時には霧が晴れて主にハチクマが飛び始め、10羽前後のタカ柱も何回か見られた。正午を挟んでの1,2時間はぱったりと止まったが、2−3時には再びタカ柱が見られた。午後はサシバが多かったようである。

 サシバ、ハチクマとも100羽を超えていたと思ったが、信州ワシタカ類渡り調査研究グループの速報によれば、それぞれ229羽、257羽が飛んだとのことである。
 
 多くの写真を撮ったが、ほとんどが空高く飛んで点にしか見えない状態だったので良い写真が撮れなかった。

主要更新
◆'12-9-21:本欄新設
■2019-4-25 (平島)  曇り (Nik556PF/D500(750mm相当)) 面積1/16に削減。



■2016-5-9 (長雲峠/奄美大島) (Nik340PF/1.4X/D500(630mm相当)) 面積1/6に削減。





■2015-10-15 (飛島) (Nik340PF/1.4X/D7200(630mm相当)) 面積1/8に削減。





■2015-3-28 (与那国島) (Nik340PF/1.4X/D7100(630mm相当)) 面積1/4に削減。



■2015-1-1 (ドイ・ラン) (Nik80-400/D7100(600mm相当)) 面積1/12に削減。





■2014-9-21 (秦野市権現山) (Tam150-600/D7100(900mm相当)) 面積1/3に削減。



■2012-10-14 (金武町/沖縄) (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積1/4に削減。



■2012-9-20 (白樺峠/長野県) (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積1/16に削減。




 ・タカ柱  (Nik18-300/D7000(約100mm相当)) 面積1/3に削減。

  これらの静止画ではわからないが、実際複数のタカが円弧を描きながら徐々に上昇していく様子が見られる。

Copyright © woodpecker.me