ノドジロムシクイ
Common Whitethroat
Sylvia communis

■分布:ヨーロッパ全域、温帯西アジアで繁殖し、冬季はアフリカ、アラビア、パキスタンに渡る。
■生息地:開けた田舎や耕作地。藪に巣を造る。
 <Wikipediaより>

  日本では初記録との噂。

探鳥記
■2015-11-15 マサイマラ/ケニア
 一月前、飛島であれほど騒いだこの鳥は、欧州と西アジアで繁殖し冬季はアフリカ、アラビアで越冬する。英名にcommonとついているので、もしや遇えるかもしれないと思っていた。

 ケニアに来てからはそんなことはとんと忘れていたが、本日12月17日写真を整理しているときに見つけた。感慨深い。

■2015-10-15 飛島
 11日から4日間、波が高いので船は欠航した。10日に来たほとんどのバーダーは本日島を離れる。10-12日の三日連休のみの滞在を予定していた仕事を持っている方々は大変な思いをしていただろうと察する。

 いっぽう、ノドジロムシクイは午前中もまだ 時折姿を現していた。酒田で出航を待ちわびていたであろう何人かのバーダーは島に着岸するとすぐノドジロムシクイのポイントに現れカメラを構えていた。

■2015-10-14 飛島
 草むらで高さ20cmもない低い携帯椅子に座ってじっとしていたら、思いがけずひょいと目の前の草に止まった。

 5秒も居なかっただろう、咄嗟に撮影できてラッキーである。こんな時、合焦が速く、かつ軽くて振り回せる300mm/F4は威力を発揮する。歩き回って探鳥する場合には手持ち撮影が容易なコンパクトなシステムに限る。

■2015-10-12 飛島
 私が撮影できたのは翌々日の今日であり、明らかにコノドジロムシクイとは異なることが見てとれた。

 いっぽう、現地に数日前から滞在していた米国の二人のバーダー、B. DおよびL. O両氏は10月6日にこれを発見していた。従ってそれ以前の報告が無ければ彼らが初めて見たのだろう。
 L. O氏によると、B. D氏は米国でも優れた実績を誇る著名なバーダーであるとのことだった。彼らと共に探鳥していると、B. D氏が真っ先に見つけることが多々あり、流石と感心することしきりであった。

■2015-10-10 飛島
 何日か欠航の続いた後、10日に酒田から私を含め10人余のバーダーが飛島に渡った。波が高く、軽い船酔いになり、着岸した後トイレの鏡で見たら顔から血の気が引いていた。

 探鳥を始めて間もなく渡った中の4人組の若手エキスパートがコノドジロムシクイを見つけた。いろいろ検討していたがしばらくたって「日本初記録のノドジロムシクイ」ではないかと言い始めた。肉色の脚や薄い褐色の羽が特徴であるという。

主要更新
◆'15-10-15:本欄新設
■2018-6-17 (ヨリン・アム渓谷/モンゴル) 快晴 (Tam150-600G2/D500(900mm相当)) 面積削減:上から1/12,1/4x3。







■2015-11-15 (マサイマラ国立保護区/ケニア) (Nikko200-500/D7200(750mm相当)) 面積1/16に削減。





■2015-10-14 (飛島) (Nik340PF/1.4X/D7200(630mm相当)) 面積削減:上から1/8,1/12x4。










 ・10.12   面積1/8に削減。





■"BIRDS OF CENTRAL ASIA" (参考文献[41]) より転載


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