コモンシギ
Buff-breasted Sandpiper
Tryngites falcinellus


■分布:北アメリカ北部で繁殖し、アルゼンチンで越冬。
 日本では迷鳥として北海道、本州、奄美大島で記録がある。
■生息地:水田、湿地、干潟。
■本州中部で見られる時期:
  ・・・45・・8910・・

探鳥記
■2019-9-12 小山市
 一昨日、本種の居所を教えてくれた地元のバーダーは本種ではなくこの時期訪れるチュウジシギを探していた。当日はコモンシギの撮影で十分満足していたので、チュウジシギを探さなかったが、気にはなっていた。

 チュウジシギは、過去三年にわたり稲敷市で探したが、遇えずじまいだった。それで本日再訪したのだがチュウジシギには出遇えず、仕方なくコモンシギのいた場所へ行ったら数人のカメラマンが手持ち無沙汰にしていた。

 キツツキが探した処遠方にコモンシギを見つけた。探し出せたのは二日前に居場所と状況を見知っていたためであろうか、皆に合図して撮り始めた。

 コモンシギはかなり近くに寄ってくれたのでたっぷり撮ることになった。一昨日は10人弱のカメラマンだったが、今日は徐々にカメラマンが集まり30人を超えた。

■2019-9-10 小山市
 東横インの6時半の朝食ももどかしく、現地に向かった。まず昨日見つかった場所に行くと、トウネンが数羽餌を採っており、ムナグロも一羽いた。ネット情報ではこのムナグロと一緒にいる写真もあったので大いに期待した。

 これらのシギチドリを撮っているとS.T氏が「何か飛んできた」と声を上げた。カメラを向けるとまさにコモンシギだった。後は夢中で撮影した。だんだん遠ざかるので水田の反対側に向かうと逆光だったりしてうまくいかなかったが大いに楽しめた。午前11時頃満足して現地を離れた。

 撮った画像の質があまり良くないのは、被写体が遠方であったのと、台風一過で気温が多分35℃を超えていた故の空気の揺らぎによると考えている。

 なお、S.T氏がより情緒の細やかな表現でブログを開設されているので参考にされたし。

■2019-9-9 小山市
 9月8日、ジョージさん(S.T氏)より小山市の夏水水田で本種が見られているという情報があった。8日深夜から9日早朝にかけて台風15号が関東に上陸することがほぼ確実なので迷ったが、現地に行くことにした。

 9日朝5時に家を出て横浜のジョージさん宅に向かったのだが、普段なら2時間余で着くところ7時間かかった!! 高速は所々通行止めで、かつ一般道も通れないところが随所にあり、脇道さえもスタックしたのが原因である。

 それから氏を伴って現地に向かったが、着いたのは3時過ぎであった。地元のそれらしき水の貼った水田を探しまわり、カーナビに記憶させていった。ある場所で軽自動車から降りて観察しているバーダーを見つけた。
 様子を聴くべく近づいたら、水田の遠くを指差して「あそこにいる」という。双眼鏡で探したらすぐ見つかった。だが、カメラを構える間もなく飛び去った。ジョージさんと二人で大いに悔しがった。

 このバーダーは地元の方で、「昨日飛び去ったらしい」という噂を払拭するべく探していたとのこと。コモンシギが来そうな場所をここともう1カ所教えてもらった。そこはすでに訪れていたセブンイレブンの脇であった。
 セブンイレブンでは売り子嬢に聴いたら二日前の7日に店の前の水田にカメラマンが集まっていたと教えてくれた。いることが分かったので、小山駅前の東横インに泊まるよう予約して明日に賭けることにした。

主要更新
◆'19-9-10:本欄新設
■2019-9-12 (小山市生駒地区)  快晴 (M.Zuiko340/2.0X/E-M1X(1200mm相当)) 面積削減:上から3/4x2,1/4,2/3,1/6,1/3。












 ・9-10 (小山市)  晴れ (M.Zuiko340/2.0X/E-M1X(1200mm相当)) 面積削減、1/8x4,1/6。











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