オオソリハシシギ
Bar-tailed Godwit
Limosa lapponica

■分布:ユーラシア北部、アラスカ西部で繁殖し、ヨーロッパ、アフリカ、中東、東南アジア、オセアニアの沿岸部で越冬。
 日本には旅鳥として春と秋に渡来。
■生息地:干潟、埋立地の水たまり。内陸の湿地に入ることは少ない。
■本州中部で見られる時期:
  ・・・CD・・GH・・・

オオソリハシシギの渡り
 米地質調査所の研究チームは、米アラスカ州西部で繁殖するオオソリハシシギに小型の電波発信器を装着し、人工衛星によって追跡した。それによってアラスカからニュージーランドまで太平洋を縦断する1万1000キロ余りを無着陸で飛行したことを確認した。

 具体的には、昨年8月末に飛び立った1羽のメスが9日後にニュージーランドに到達するまで約1万1680キロを飛び続けたほか、別のメス4羽がニューカレドニアなどまで1万キロ以上、無着陸飛行した。メスに比べ体が小さいオスは最長約 7390キロだった。この間、飲んだり食べたりした形跡は全くないという。

 太平洋縦断は、途中で休める東アジア沿いのルートに比べ、餌場での病気感染や外敵の危険が少ないのが利点とされるが、チームは「9日も休まずに飛び続けられるとは」と驚いている。


<キツツキ・コメント>
 単純に計算すると11,680km/( 24時間x9)で時速54kmになる。アホウドリなどの大形の水鳥は、波によって局部的に発生する上昇気流をうまく利用し、はばたかずに滑空するが、それではこんなに速くはならない。恐るべき速度と、スタミナである。(2012-8-16)

探鳥記
■2022-9-14 船橋三番瀬
 T.T氏、T.I氏と三人で1時間ほど撮影した。6種類のシギチドリがそれぞれ10羽以上いて楽しめた。

■2015-9-21 船橋三番瀬
 9月17日に購入したNik 200-500mmを始めてフィールドに持ち出した。結果は期待以上の性能であった。解像度は言うに及ばず、AFも動作の緩慢な干潟のシギチドリには十分追従した。

■2015-8-4 船橋三番瀬
 この個体の足環は北海道風蓮湖で着けられたものと推定できるが、風蓮湖のものは「右足の金属環の位置が上部になっている」。位置も重要な識別要素であるとすればこの装着場所は不明である。

■2013-10-3 ケアンズ海岸
 正午のフライトで帰国する。9時までは探鳥できるとバックパッカー宿の前の海岸を散策した。沢山のシギチドリがいた。さすが越冬地である。
 こんな大きなオオソリハシシギの群は日本では見たことがないと一瞬思ったが、かつて船橋三番瀬でこれ以上の大きな群れを見たことを思い出した。

■2010-4-29
 4月8日の船橋三番瀬でのひどい撮影ののち、谷津干潟で満足のいく写真が撮れた。一眼レフとデジスコの差は明らかで、コンパクトデジカメの欠点が露わになるような条件下では一眼レフに頼るべきであろうが、一眼レフの焦点距離には限度があり、悩ましい選択を迫られる。

■2010-4-8
 ここ船橋三番瀬では、二、三千羽のハマシギの群れの端で10羽程度が餌をとっていた。遠くて、逆光のためひどい写真にしかなっていない。
 中に、くちばしが少し短く、体も一回り小さいのが混じっていた。多分別種であろうが、特定できるほどの鮮明な写真は撮れなかった。

主要更新
◆'10-4-8 :本欄新設
■2022-10-8 (船橋三番瀬) 薄曇り (M.Zuiko150-500/OM-1(1000mm相当)) 面積1/6に削減。


 ・10-1  晴 (M.Zuiko100-500/OM-1(1000mm相当)) 面積削減:上から1/3,1/4。




 ・9-14  晴れ (M.Zuiko150-500/OM-1(1000mm相当)) 面積2/3に削減。 コメツキガニを抓む。


 ・8-24  薄曇り (M.Zuiko100-400/OM-1(1000mm相当)) 面積3/4に削減。


 ・4-28  薄日 (M.Zuiko150-500/OM-1(1000mm相当)) 面積1/2に削減。


 ・4-12  晴れ (M.Zuiko150-400/OM-1(800mm相当)) 面積削減:上から1/3,1/4,1/12。  嘴は可撓性で触覚神経がある。







■2021-10-5 (船橋三番瀬) 晴れ (M.Zuiko100-400/1.4X/E-M1V(520mm相当)) 面積削減:上から無し,1/3。





■2020-8-14 (船橋三番瀬) 晴れ (M.Zuiko340/2X/E-M1V(1200mm相当)) 面積1/3に削減。



■2019-8-24 (船橋三番瀬) 晴れ (M.Zuiko340/1.4X/E-M1X(840mm相当)) 面積1/8に削減。



■2015-9-21 (船橋三番瀬) 晴れ (Nik200-500/D7200(750mm相当)) 面積1/4に削減。


 ・8-4  快晴 (Sig150-600C/D7200 (900mm相当)) 面積1/3に削減。


 ・4-23  快晴 (Nik328/1.7X/D7100 (765mm相当)) 面積削減:上から1/3、1/8。





■2014-4-5 (船橋三番瀬) (Nik340/1.7X/D7100(765mm相当)) 面積1/12に削減。



■2013-10-8 (船橋三番瀬) (Nik540/D7100(750mm相当)) 面積削減無し。


  大形の海鳥は二枚貝や魚でも丸のみにする。貝殻や骨を消化できるのだろう。


  嘴は柔らかく可撓性があるとネット情報にあったが、これを見ると納得する。また先端には触覚神経がある。



■2013-10-3 (ケアンズ海岸/オーストラリア) (Nik80-400/D7100(600mm相当)) 面積削減無し。




 ・2013-10-2  面積削減無し。
  この中には少なくともオオソリハシシギ、チュウシャクシギ、オバシギ、ウズラシギ、サルハマシギ、
  ギンカモメがいる。日本を通過して東南アジアやオーストラリアで越冬することが見てとれる。


■2012-9-6 (船橋三番瀬) (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積削減:上から1/4、2/3。




 ・4-21 (船橋三番瀬) (Nik540/1.4X/D7000(1050mm相当)) 面積削減:上から1/2、1/4。



■2010-9-21 (千里浜/羽咋市) (Pen DA☆300/1.7X/K-7 (765mm相当)) 面積削減:上:なし、2/3。




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